レインボー『Stargazer』
今日はRainbow『Stargazer』について。
アルバム「Rising(邦題.虹を翔る覇者)」収録。
この曲は、イングランドのロックバンドRainbowが1976年に発表したハードロックです。
高貴な雰囲気のHR/HM。
ロックに中世ヨーロッパの貴族音楽の要素を加えたような曲です。
イントロからコージー・パウエル(Dr) が大活躍。
凄まじいドラムソロが披露されています。
地鳴りのような音色のショットが矢継ぎ早に繰り出される様は圧巻です。
そしてそのドラムの音圧に張り合うような迫力の声を発しているのが、伝説のメタルボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオ (Vo)。
非常に厚い歌声。
声量もさることながら、声に込められた熱量、まるで慟哭のような声色が、曲に込められた感情の量を強調してくれています。
ただ小手先の技術があるだけじゃないのが、彼が「伝説」と呼ばれる所以ですよね。
個人にこの曲のメインはリッチー・ブラックモア (Gt)の奏でるリフ。
かなりシンプルなのに、何故かかっこいい。
大部分は同じフレーズの繰り返しなのですが、だからこそ一度聴くと頭から離れないようになっています。
それがトニー・カレイ(Key)の哀愁漂うキーボードと絡むと、オーケストラのような荘厳なグルーヴが完成。
ミドルテンポですが、違う意味の疾走感、雄大さがあり「威風堂々」という言葉が似合うロックになっています。
古き良き「様式美メタル」です。
心地よい重量感がある曲を聴いてみてください。
それでは。