AC/DC『Back in Black』
今日はAC/DC『Back in Black』について。
アルバム「Back in Black」収録。
この曲はのオーストラリア出身のHR/HMバンドAC/DCが1980年に発表したハードロックです。
伝統的なロックそのものな曲。
ロックの教科書があったら間違いなく掲載されるてまあろう、お手本のようなクラシック・ロックです。
ブライアン・ジョンソン(Vo)の歌声が強烈。
この曲が収録されたアルバムから加入したボーカルですが、ザ・HR/HMな金属的シャウトは、前任のボン・スコットのシャウトに優るとも劣らないパンチ力を誇ります。
ボンのシャウトが、超がつくほどのハスキーボイスだとすれば、ブライアンのそれはまるでジャンボジェット機の発進音のような鋭いメタルボイス。
似てるようで違うスタイルで、それでも違和感なくAC/DCの世界が表現できているのは、彼自身のポテンシャルのなせる技。
ボンとは同工異曲な魅力が伝わってくる歌声です。
そしてやっぱり好きなのはマルコム・ヤング(Gt)の奏でる強靭なリフ。
アンガス・ヤング(Gt)の2度に作り込まれたソロ×2も良いのですが、この曲、このジャッジャッとした
スタッカート気味なリフがかっこいい。
マルコムの派手なソロと比較すると極めてシンプルな作りなのですが、リズムと音圧が、ちょうど人が最もエキサイトできるポイントを突いていて、「気がつけば好きになっていた」的なナチュラルな中毒性を発揮しています。
一聴とダンサブルにも聴こえますが、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」もしかり、素晴らしいロック曲は聴きながら体を動かしたくなるような要素もあるかもしれません。
その辺もまた古き良きロック、な感じがしますよね。
基本を極限まで正確になぞると、不思議と唯一無二な感じがする事を教えてくれる曲を聴いてみてください。
それでは。