音の日

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ヴェルヴェット・リヴォルヴァー『Slither』

今日はVelvet Revolvor『Slither』 について。


アルバム「Contraband」収録。

この曲は、アメリカのHR/HMバンドVelvet Revolvorが2004年に発表したオルタナティヴ・メタルです。


スラッシュ(Gt)のギターがかっこ良すぎる曲。

リフがぐるんぐるん動きまくって、まるでバイクが連続ドリフトをかましているようなドライブ感があります。

ワウペダルも効果的に使用され、アクティブなギタープレイに妖しい彩りが。

このリフだけでも一聴の価値ありです。


また、リフも良いのですが、スコット・ウェイランド(Vo)の脱力系ボーカルにもフックがあります。

非常に力の抜けた、さしずめ「退廃ボイス」。

バックの演奏陣の音が、割と派手に動きまくっているからこそ、このアンニュイなボーカルプレイに味が出ているのではないでしょうか。

それと対を成すようなダフ・マッケイガン(Ba)の「アッ!!」のロックな熱いコーラスが、楽曲を加熱していきます。


本作および、収録アルバムの「Contraband」の凄いところは「売れた」ところ。(アルバムの方はアメリカのチャート1位。)

当時のアメリカはいわゆる「ヒップホップ全盛」の時代。
この手のHR/HM曲は隅の隅まで追いやられていたんですよね。

その中でのヒット。

作品が素晴らしければ、ロックもヒップホップも関係なく沢山の人に聴いてもらえる可能性はある、という事を示した、ある意味偉大な曲だと思います。


地を這うようなリフと天にも昇るかっこよさの曲を聴いてみてください。



それでは。