ディープ・パープル『Highway Star』
今日はDeep Purple「Machine Head」収録曲『Highway Star』について。
この曲は、イギリスのHR/HMバンドDeep Purpleが1972年に発表した曲で、ヘヴィながら朗らかな曲調が特徴的なハードロックです。
「俺の女は誰にも渡さない」
「最後まで彼女を独り占めにする」
「俺はハイウェイ・スターだ」
愛車を恋人に見立てた、ワイルドながらコテコテなロック詞にも見えますが、曲の中盤部分でバッハのコード進行が導入されていたりと、優美な一面も含まれた曲。
ソロパートにおいてはリッチー(Gt)のギターとロード(Or)のオルガンの怒涛の掛け合いが楽しめます。
世界中のロックキッズに影響を与えたソロは、タイトルに恥じぬ超速ソロです。
歌メロはキャッチー。
随所に入るイアン・ギラン(Vo)の、激しくも天真爛漫なシャウトがかっこいい。
メロディック、シャウト、メロディック、シャウトの緩急が聴き手の魂を揺さぶってくれます。
聴衆に「俺達についてこい」と語りかけるような、あけなすな歌メロです。
ややポップな音階の為、HR/HMにコアなイメージを持ちがちな一般の人でも聴きやすいのではないでしょうか。
実際、当時は学校の学園祭で演奏されることも多いかったんですよね。
メジャーからもマイナーからも愛される、稀有なロックだと思います。
数少ない「誰でも一度は聴いたことのあるHR/HM」を改めて是非聴いてみてください。
それでは。