音の日

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いきものがかり『ありがとう』

今日はいきものがかり『ありがとう』について。


この曲は、日本の音楽グループいきものがかりが2010年にリリースしたポップバラードです。


松下奈緒向井理野際陽子が出演したことでも知られるドラマ小説『ゲゲゲの女房』の主題歌としても有名。

2013年度の高校の音楽の教科書に合唱曲として掲載されています。

売り上げ枚数は彼ら自身の自己最高記録を更新。
また、サウンドスキャンジャパンやプラネット、ビルボードジャパンでも1位。

さらには、第52回日本レコード大賞 優秀作品賞まで受賞しています。


作詞・曲共に水野良樹 (Gt,Cho)。

柔らかでノスタルジックな曲。

全体的に雰囲気に透明感があり、余分な音が無く良い意味の聴きやすさがあります。

アレンジャーに「真昼の月」、「なくもんか」を手掛けた本間昭光を迎えたことでも話題になりましたが、彼の生み出す素朴なようで大人っぽいメロディは、いきものがかりの世界観に綺麗にハマッたようですね。

吉岡聖恵(Vo)の歌唱技術もそれまでからかなり上達していて、その伸びやかな歌声は濃密なバラードによく似合う声になっていると思います。

ドラマの内容に合わせたのか、メロディにほのかに昭和歌謡感が漂うところがポイント。


歌詞はタイトルの通り純粋な「お礼」のメッセージ。

「ありがとうって言葉を今 あなたに伝えるから」
「繋がれた右手は 誰よりも優しく ほら、この声を受け止めてる」

ドラマのタイアッブ曲なので、歌詞もおそらくされに合わせたものだと思いますが、それになぞらえるなら「夫婦愛」「家族愛」の詞ですよね。

日頃お世話にはなってるけれど、何となくタイミングを逃して、「いつも自分を支えてくれてありがとう」という言葉を言いたくても言えずにいる、という人は沢山いると思います。

形の上では夫婦(家族)へのメッセージですが、聴き手はそれにこだわらず、職場の仕事仲間でも学校の先輩後輩でも、自分なりの「ありがとう」を言いたい相手を想定して聴くのも良いのではないでしょうか。


それぞれの「ありがとう」の気持ちを思い出しながら聴いてみてください。



それでは。