Mr.Children『名もなき詩』
今日はMr.Children『名もなき詩』について。
この曲は、日本のバンドMr.Childrenが1996年にリリースしたポップロックです。
2ミリオン達成曲。
また和久井映見、堤真一、篠原涼子が出演したことでも知られるドラマ「ピュア」の主題歌としても知られます。
シンプルなポップロックに見えて、細やかなアレンジが施された曲。
まずギターが左チャンネル、アコースティックギターが右チャンネルから聴こえるようにミックスされており、サウンドに立体感が浮き出るようになっています。
それだけじゃなくドラムも、Mr.Childrenの他の楽曲のようなストレートなビートでは無く、ところどころにタムを交えるなどプレイがデリケート。
その繊細なアレンジが、このテンポの速さに詰め込まれているということも聴きどころだと思います。
サビメロは、非常にエッジが効いたもの。
「成り行きまかせの恋におち」
「時には誰かを傷つけたとしても その度心いためる様な時代じゃない」
「誰かを想いやりゃあだになり」
「自分の胸つきささる」
詞の鋭さもさることながら、この文字数が16分音符のリズムで迫ってきます。
全体的にも音の抑揚が大きく、歌唱がとてもテクニカル。
この曲が大ヒットしたのはメロディの良さもあるでしょうが、随所に散りばめられた創意工夫がリスナーの意識、無意識の部分に響くものがあるからではないでしょうか。
良い意味でMr.Childrenの曲の中でも異色の作品だと思います。
リアルな詞をのせた非日常感のある楽曲を是非聴いてみてください。
それでは。