音の日

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ヴェルヴェット・リヴォルヴァー『Set Me Free』

今日はVelvet Revolver『Set Me Free』について。


アルバム「Contraband」収録。

この曲は、アメリカのロックバンドVelvet Revolverが2004年に発表したオルタナティブメタルです。

いつか晴れた日に」、「グリーン・デスティニー」で知られるアン・リーが監督を勤めた映画「ハルク」の主題歌としても有名な曲。

バンド自体も

2002年に元ガンズ・アンド・ローゼズのスラッシュ(Gt)、ダフ・マッケイガン(Ba)、マット・ソーラム(Dr)の3人

デイヴ・ナヴァロ・バンドのデイヴ・クシュナー(Gt)

元ストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランド(Vo)

と、それぞれビッグバンドからメンバーを迎えて結成されたスーパーグループです。


曲調はダークで直球な、ロックンロールよりのメタル。

冷えた雰囲気の独特なギターフレーズから、切れ味の鋭い演奏が始まります。

スコットの歌声はHR/HM曲としてはかなりの低音。
歌い方がかなりのシャウト声なので、ハイトーンじゃなくても迫力があります。

まるでアクセルにインスパイアされたような、硬質の発声が特徴的。

サビメロはとてもキャッチー。

コーラスとの絡みがメロディアスであり、映画の主題歌らしいスケールの大きさが演出されています。

ハードな演奏でも、とっつきにくさの無い歌メロです。


個人的に、この曲のメインはリフ。

シンプルなようでトリッキー。

まるで第2のヴォーカルのように、音が細やかに動き回っています。

一般のアーティストが、少し考えた位ではまず思いつかなさそうなクオリティ。

全てダウンピッキングでプレイされているのも、こだわりを感じます。

スラッシュとダフの緻密なコンビネーションが、この曲の根底にあるものではないでしょうか。

これだけ動いても余分だと感じさせる音が無いのがかっこいいですよね。


このバンドのクールなところが一通り詰まっている曲だと思うので、是非聴いてみてください。



それでは。