藤井フミヤ『True Love』
今日は藤井フミヤ『True Love』について。
この曲は、日本のミュージシャン藤井フミヤが1993年にリリースしたポップバラードです。
石田ひかり、筒井道隆、木村拓哉が出演したことでも知られるドラマ「あすなろ白書」の主題歌。
チェッカーズの解散から約一年後、ソロ活動を始めてからの、記念すべき第1作目のシングル。
曲は、とても王道のポップ。
コードを3つ使えば演奏できてしまう程です。
この曲に限らず大ヒットした曲は、意外と構成自体はシンプルだったりしますよね。
「本質を突いてるならシンプルで良い」とは言いますが、この曲はそれを見事に体現している楽曲ではないでしょうか。
個人的には歌詞が好きです。
「振り返ると いつも君が笑ってくれた」
「君だけを信じて 君だけを傷つけて」
「僕らはいつもはるかはるか遠い未来を夢見てたはずさ」
実は、フミヤがチェッカーズのファンに向けて綴った詞とのこと。
「僕らの勝手で、解散してしまって申し訳ない」という思いを込めたそうです。
一見穏やかに聴こえる曲の中にも、どこか物悲しい感じがするこは、そういう理由だったのかもしれません。
けれどそうした、ある意味贖罪の思いから生み出されたこの『True Love』は、多くのチェッカーズファンの心に響き、さらには新しいファン層まで開拓しました。
むしろ、この曲の偉大さを改めて感じるエピソードではないでしょうか。
ちなみにこの曲のリリース直前、あの井上陽水に「一発目は当たらんといかんぞ」と発破をかけられたとか。笑
大先輩から激励を浴びせられて、フミヤも気合いが入ったことでしょう。笑
感謝と哀愁と、希望が込められた歌を是非聴いてみてください。
それでは。