音の日

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ナイトメア『東京傷年』

今日はナイトメア『東京傷年』を聴いた感想を。


この曲は、日本のロックバンドナイトメアが、2004年にリリースした曲で、メリハリのある展開と、メロディアスな歌メロが特徴的なロックチューンです。


A-typeとB-typeがあり、それぞれジャケットのデザインが違います。


曲調に抑揚があり、1曲の中で色んな表情を見せてくれます。


アグレッシブなAメロ、ダンスミュージックのようなラップが入るBメロ、そしてメロディックスピードメタルのようなサビメロ。超美麗なギターソロ。


多彩な音楽の要素を、無理なく同居させている、凄いクオリティの曲ではないでしょうか。


リズムは縦ノリでも、繊細な感情表現ができることが、彼らの持ち味ですよね。


歌詞は、夢破れた若者の心境を描いたもの。


「壊れるほど強く思い」
「辿り着いたこの場所に」
「何も見出だせない 吐き気がします。」


登場人物の心の葛藤が、悲痛に描写されています。


「揺れるネオンの星 埃臭い街の夜に」
「僕は消えるのか?」


あるいは作詞者であるDr.RUKA自身の、上京当時の本音を描いた歌詞なのかもしれません。


挑んだことの中で、理想と現実の狭間で苦しんだ人は、この歌詞に感じるものがあるのではないでしょうか。


頑張りが報われなかったり、「今の自分は、昔に思い描いた自分と違う」と思う人に、強く響くものがある曲かもしれませんね。


それでは。