Dir En Grey『激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』

今回はDir En Grey『激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇』について。

日本のロックバンドDir En Greyが2009年にリリースした曲で、デスメタルの要素を多分に含んだハードなロックチューンです。

Voパートは、出だしとサビこそメロディアスですが大部分にグロウルボイスが使用されて、場面ごとに高いキー、低いキーと使い分けられており、一曲の中で非常に多彩な声色を楽しむことができます。
良い意味で、歌詞がほとんど何を言っているか聞き取れません。笑

また、今回ミキシングにはイェンス・ボグレン、マスタリングにはテッド・ジェンセンというビッグネームを迎えており、音質が過去最高の迫力と美しさに仕上がっています。
個人的にはまたこの二人と組んで欲しいな、と思ったり。笑

曲自体にも素晴らしい点は多々あるのですが、このバンドが凄いのはこの曲調で、オリコン最高2位にくい込んでいる事。

一般的に日本では、軽快でやわらかなポップソングが好まれることが多いと思うのですが、この激しい曲でチャートの上位に入れるバンドはかなり珍しい例ではないでしょうか。
良い音楽はジャンルの垣根を超えるものなのかもしれませんね。

今回は彼らの曲の中でも、比較的ハードな路線のものを選びましたが、彼らにはバラードにも素晴らしい曲があります。
いつかその曲についての感想も書きたいですね。

それでは。