音の日

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中山美穂&Wands『世界中の誰よりきっと』

今日は中山美穂&Wands世界中の誰よりきっと』について。


この曲は、日本の歌手中山美穂とロックバンドWandsが1992年にリリースしたポップロックです。

ドラマ「誰かが彼女を愛してる」主題歌 。
また、日本レコード協会から2ミリオンを授与された曲としても知られています。

作詞は中山美穂上杉昇の共作。

世界中の誰よりきっと 胸に響く鼓動を」
「ずっと抱きしめていたい季節を越えていつでも」

シンプルで、素朴に愛が表現されています。

そのダイレクトさが評価されたのか、1994年度日本作詞家協会賞を授賞。

当時まだ無名だった上杉昇にとっては、大きな栄誉だったのではないでしょうか。


作曲は、90年代に「小室哲哉と並ぶ作曲家」とまで称された織田哲郎

明朗なメロディーを、歌唱力に定評のある中山美穂上杉昇の二人が丁寧に歌い上げています。


完成形はややアップテンポのものですが、企画時に提出されたデモ段階ではバラード調だったとのこと。

しかし中山美穂側のプロデューサーが「クリスマス向けのパーティ感が欲しい」と依頼。

そこでアレンジャーの葉山たけしにより、派手な8ビートアレンジがなされ、現在の形となったようです。

それ以外にも数々の細かな工夫が施され、それが当たったのか、183万枚の売上を超え、1992年末から1993年始にかけて実質4週に渡り首位を維持。

織田哲郎がてがけた全ての曲の中で最も売れた曲」とまで呼ばれ、邦楽史に名が残る特大ヒット曲にまでなりました。

デビューして間もないWandsは、この曲で日本中に一気に名を知られることになります。

当時から知名度があった中山美穂と、その時まだ有名では無かったWandsのコラボについて、一部では「どうしてだろう?」と訝る声もあったよう。

しかしこの曲で彼らの知名度、ファンが急増。

Wandsにとっては実力を証明するいいきっかけになった曲ではないでしょうか。


メインVoは中山美穂上杉昇はコーラスといった形ですが、カップリングでは、上杉昇がメインVoを勤める別verもあるのでそちらもオススメです。



それでは。