音の日

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ハロウィン『Power』

今日はHelloween『Power』について。


この曲は、ドイツのHR/HMバンドHelloweenが1995年にリリースしたヘヴィメタルです。


メタル曲でありながら、非常にしっとりとしたメロディの曲。

アンディ・デリス(Vo)ファンからは、「Voがアンディ時代の屈指の名曲」と称されることもあります。


演奏時間はあまり長く無く、3分程度で終わるので気軽にHelloweenの入門曲として聴いてみても良いかもしれません。


詞は、挑戦者の詞。

「誠実な人間がいるなんて信じられるか」
「振り向いてそいつを正視してみるといい」

「今までずっとここから出る機会を待っていた」
「せっかく手に入れた機会だから逃すものか」

一見、厭世的な詞にも見えますが、それをバネにして先に進もう、という気概のようなものも感じます。

こういう「ひねくれながらも、上を目指す」みたいな歌詞は、ヘヴィメタルミュージシャンの十八番ですよね。


この曲はやはり、哀愁のあるメロディが良いです。


一般的にメタル曲は季節で例えるなら、熱い夏、もしくはひんやりした冬を感じさせるような曲が多いと思うのですが、これは丁度「秋」のような雰囲気があります。


リズムが熱く、メロディが冷えているからかもしれません。


特にアンディ・デリスの歌うヴォーカルライン。

サビ前になるとじわじわキーが上がっていく表現は、聴き手に心地よい緊迫感を与えてくれます。

歌モノ、なメタルではないでしょうか。


アンディといえば、あのリッチー・ブラックモアから「アンディをうちのRainbowに加入させてほしい」と、ヘッドハンティングされたことでも知られるスーパーヴォーカリスト

その歌声の魅力が遺憾なく発揮されている歌メロだと思います。




タイトルに相応しい、パワー溢れる曲を是非聴いてみてください。



それでは。