絢香『三日月』
今日は絢香『三日月』について。
この曲は、日本の女性シンガー・ソングライター絢香が、2006年にリリースした曲で、惜別と愛情が込められたポップバラードです。
曲のテーマは「遠距離恋愛」。
ピアノが主体のバラードですが、しっとりした演奏と絢香の厚みのある歌声が、きれいなギャップ感を演出してくれています。
声量が豊かですが、不思議と静かなバックの演奏の邪魔はしていません。
彼女のバランス感覚がなせる技でしょうか。
タイトルの『三日月』は、「携帯電話の形」そのものの比喩でもあるとのこと。(時代的にガラケー?)
「君も見ているだろう この消えそうな三日月」
「つながっているからねって 愛してるからねって」
「三日月に手をのばした 君に届けこの想い」
おそらく会えない愛する人と電話で話しをしたい、言えずにいる思いを伝えたい、という歌詞に思えます。
実はこの歌詞自体、絢香が上京する直前に「もうすぐ故郷を離れる」というときに、地元の友人たちに向けて綴られたものとのこと。
住み慣れた場所を離れて不安や、恋しさを感じた経験がある人は、この歌に感じるものがあるのではないでしょうか。
距離を越える愛の歌を、是非聴いてみてください。
それでは。