音の日

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浜崎あゆみ『evolution』

今日は浜崎あゆみ『evolution』について。


この曲は日本の女性歌手、浜崎あゆみが2001年にリリースしたポップロックです。

沢尻エリカ大森南朋水原希子が出演した事でも知られるドラマ「ヘルタースケルター」の主題歌としても有名。


名バラードシンガーとして名を馳せた浜崎あゆみとしては珍しい、ハイスパートなデジロックです。


絶望と希望が入り交じった歌詞が印象的。

「こんな時代に生まれついたよ だけど君に出会えたよ」
「こんな地球に生まれついたよ だから君に出会えたよ」

様々な社会問題を抱えた現在、理不尽な体験をしてつい世の中を恨みたくもなる。

浜崎あゆみが語る「こんな時代」とは具体的にどんな時代の事なのかは名言されていませんが、流れから察するにおそらくはネガティブなフレーズですよね。

テロ事件のように世界的な意味を表しているのか、ブラック労働のような個々の意味を表しているのか解りませんが、必ずしも現代は明るい時代ではないのかもしれません。

けれどこの時代に生まれたからこそ、出逢えた人もいる。

今生まれたからこそ出逢えた人がいて、そして辛い今の時代だからこそ、その人の存在の尊さが強い時代でもある。

形容詞として他にも「地球」など壮麗な言葉が多用された歌詞なので、一見するとまるで違う世界の話のように感じてしまいそうな詞ですが、込められてるメッセージは「苦しみの中だからこそ、感じられる幸せもある」というリアルなもの。

ある意味とても「身近な」歌なのではないでしょうか。


聴き手がそれぞれの「時代」をイメージしながら聴くと、この曲の歌詞が胸の深くに突き刺さる曲だと思います。



それでは。