音の日

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ガンマ・レイ『The Silence』

今日はGamma Ray『The Silence』について。


アルバム「Heading for Tomorrow」収録。

この曲はドイツのパワーメタルバンドGamma Rayが1990年に発表したHR/HMバラードです。


いわゆるロックオペラ曲。

序盤ではピアノ伴奏など、柔らかな雰囲気が流れますが、後半でテンポアップし、曲が進むにつれて聴き手をグングンと異次元に引き込んでくれます。

こういうハードで起伏の激しい展開は、Queenが好きな人ならハマるのではないでしょうか。


作詞・曲ともにカイ・ハンセン(Gt)。


「氷が溶けたあと 化粧と嘘のあとには なにが残ったのか」

「なんの答えも得られずにただ待つだけ」

「くじけるな みんなの愛が消えないように しばらくの間みんなでいっしょにいよう」
「永遠に いっしょにいよう 永遠に」

無力感に負けそうになりながらも、誰かと手を取り合うことで、互いを励まし合う。

雄大なメロディにこの詞が乗ることで、この詞の力強さがさらに際立っています。


特に凄いのが、コーラス付きのサビ。

元々HR/HM界屈指の歌唱力技術を持つラルフ・シーパース(Vo)の歌声が、それを後押しするようなコーラスでさらに熱量を増します。

ライブ音源においてのファンとの大合唱は鳥肌もの。

最後の「Carry On(くじけないで)」の連続パートでは感動がピークに達します。


ちなみに「METAL1BARADDO」という、オムニバスのアルバムでは、カイ・ハンセンがVoを担当。

こっちもラルフとはまた違う味があるヴォーカルスタイルで、オススメです。


荘厳でドラマティックなバラードを、是非聴いてみてください。



それでは。