音の日

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B'z『Love Phantom』

今日はB'z『Love Phantom』を聴いた感想を。


この曲は、日本のロックユニットB'zが、1995年にリリースした曲で、激しさと神秘的な雰囲気が印象的なロックナンバーです。


元々は、B'zのライヴでVo稲葉が、パフォーマンスで高台からダイブする時のBGM用に制作された楽曲。
しかし途中から、「やはり、新しく曲を制作しよう。」という流れになり、本作の形に至ったとのこと。


その為当初は、シングルにするつもりは全くなかったようで、作曲者のGt.松本本人も、

「(演出用だったので)メロディが2つしか出てこない簡単な曲」

と評しています。


けどその曲が、発売1週間で、95万枚の大ヒットを記録した名曲だったわけですから、世間からすれば、結果的には、売り出してくれて良かった曲ですよね。笑


歌詞は、登場人物の男が女に、愛情と強い依存心が混在したような感情がこもった言葉を、ひたすら語り続けるような内容です。


「ふたりでひとつになれちゃうことを 気持ちいいと思ううちに」
「少しのズレも許せない せこい人間になってたよ」


人より重い恋愛を体験したことがある人は、この歌詞に共感できるところも、多いのではないでしょうか。


個人的に、この曲の胸に響く点は、抑揚のある曲調です。


イントロは、1分以上の美しいオーケストラの演奏から始まります。

この曲自体、映画「インタビュー・ウィズ・ウ“ァンパイア」をモチーフに作られたそうですが、その空気を特に綺麗に表現しているのが、このイントロではないでしょうか。


歌メロも、出だしのサビからラストまでメロディアス。

アウトロでの、松本のタッピングもかっこいいと思います。


そして何より、静かなイントロから、一気にハードなロック調に変化する瞬間が最高です。


曲展開の良さでは、B'zの楽曲の中でも特に素晴らしい部類に入る楽曲ではないでしょうか。


このメリハリ感が、楽曲のメロディ、リズムの全てを引き立ててくれていると思います。

モチーフの通り、映画のようなストーリー性を感じる曲です。


ドラマティックな曲展開と、キャッチーなメロディを同時に味わいたい人にオススメの曲ですね。


それでは。