音の日

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尾崎豊『I Love You』

今日は尾崎豊『I Love You』について。


この曲は、日本のシンガー・ソングライター尾崎豊が1991年にリリースしたロックバラードです。


ドラマ『北の国から'87 初恋』(1987年) にも使用。
また日本レコード協会からダブルプラチナを授与された曲としても知られています。


元々1983年に発表された1stアルバム「十七歳の地図」に収録されていた曲。

当時の尾崎はなんと17歳。

若くして既に才能の片鱗を覗かせてくれています。


曲はピアノ主体のバラード。

歌はメロディ、歌声共にまるで尾崎の心を映しているようにシンプルでまっすぐです。

エネルギッシュで情熱的な発声と、透明感のあるファルセットの使い分けが情緒的。


歌詞は、若者の愛を綴ったもの。

「何もかも許された 恋じゃないから」
「二人はまるで 捨て猫みたい」

社会と相容れない若い恋人同士が、耐えきれず駆け落ちし、愛し合う姿を思わせる詞。

青春時代の無力感、温かさが綺麗に表現されていると思います。

歌声は力強いのに、歌詞は押せば壊れそうな程にデリケートです。

世間では尾崎豊というと「15の夜」の影響か、何となくヤンキーチックなというか、とっつきにくい印象を持っている人もいるもよう。

しかしだからこそ、多くの人が若き日に感じる「疎外感」のような想いをストレートに訴える尾崎の歌は、世の中の人々に届いたのではないでしょうか。

忘れかけていた甘く切ない想い出を思い出させて くれる曲だと思います。


2010年にコブクロがアルバム『ALL COVERS BEST』で、

2004年に宇多田ヒカルがトリビュートアルバム『"BLUE" A TRIBUTE TO YUTAKA OZAKI』においてカバーしているので、そちらもオススメです。



それでは。