キッス『Love Gun』
今日はKiss『Love Gun』について。
アルバム「Love Gun」収録。
この曲、アメリカのロックバンドKissが1977年に発表したハードロックです。
作詞・作曲者であるポール・スタンレー(Vo、Gt)はインタビューで度々「キッスの楽曲の中で最も好きな曲」の一つに挙げてます。
ちなみにタイトルの『Love Gun』は、一説には男性器の比喩であるとのこと。笑
レッド・ツェッペリンの「ハウ・メニー・モア・タイムズ」の「ザ・ハンター」にインスパイアされたものだそうですが
「お前が俺の引き金を引いちまったんだ」
「ラブ・ガン」
のフレーズはストレート過ぎて微笑ましささえ感じますよね。笑
キャッチーながら叙情性を感じる曲。
サウンドは重いですが、Kiss特有の軽快なロックンロールの要素が織り混ぜられており、ヘヴィながら聴きやすい構成になっています。
また、ファンの間ではギターソロの評価がとても高い曲。
実はこのソロは、ロックギターの基本のスケールをそのまま演奏したものなのですが、バックの演奏との絡み、音色、入りのタイミングがジャストな為、この曲の重要部分と言える程素晴らしいソロになっています。
ミュージシャンは、シンプルなプレイにこそセンスが表れるとするのなら、このソロはkiss、及びポールのメロディセンスが再確認できるソロと言えるのではないでしょうか。
そして感動的なのがサビ。
歌メロが覚えやすく、またそれにコーラスが絡むことで、まるで協奏曲のような重厚さを醸し出しています。
名サビ故、ライブにおいてはオーディエンスとの大合唱がお決まりに。
J-Rockに近いキャッチーさは、kissが日本のロックバンドに多大な影響を与えたバンドだということを、改めて感じさせてくれます。
良い意味での「わかりやすさ」がある曲です。
80年代のアメリカンハードロックのかっこよさがモロに詰まった楽曲を是非聴いてみてください。
それでは。