トリヴィアム『Departure』
今日はTrivium『Departure』について。
アルバム「Ascendancy」収録。
この曲は、アメリカのHR/HMバンドTriviumが2005年に発表したメタルコアです。
構成が素晴らしい曲。
まずダークなメロディの後、キャッチーで美しいサビに。
さらに疾走パートで暗いメロディに後戻り、そして最後には再び情感溢れる大サビに入ります。
メロディックなサビメロと直前のロングトーンでのシャウトとの落差が絶妙。
疾走パートのギターは、彼ららしいスラッシュ感全開のリフです。
Slayerの表現に近いかもしれません。
なによりもサビでのマシュー・キイチ・ヒーフィー(Vo)の歌声が良い。
シャウトパートとは別人のような、クリーントーンでしっとりと歌い上げられています。
まるで一曲の中コア、ヘヴィメタル、バラードが混在しているよう。
本人が「影響を受けたバンド」として
メタリカ、メガデス、スレイヤー、アイアン・メイデン、チルドレン・オブ・ボドム、アノレクシア・ネルヴォサ等、
計20以上のバンドを挙げるほど、多趣味なミュージシャンなのも理由の1つかもしれません。
万華鏡のような感情表現ができるヴォーカリストですよね。
憂いと激情がせめぎ合う曲を是非聴いてみてください。
それでは。