音の日

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ガンズ・アンド・ローゼズ『Sweet Child o' Mine』

今日はGuns N' Roses『Sweet Child o' Mine』について。


アルバム「Appetite for Destruction」収録。

この曲は、アメリカのHR/HMバンドGuns N' Rosesが1987年に発表したロックバラードです。


ノリノリでやんちゃで、なのにどこか切実な雰囲気が漂う曲。

スラッシュのギターが大活躍。

序盤はメロディ重視というか「聴かせる」プレイなのですが、後半に進むにつれてテクニカルで激情的な速弾きにシフトしていきます。

スラッシュファンのギターキッズ達の中でも「弾きたいのに後半難しくて弾けない」との声が。(笑)

彼らとしては割とポップ寄りの曲の中でもHR/HM色を忘れないのはガンズならではですよね。


アクセル・ローズ(Vo)の声も泣きまくり。

発声はいつもの切れ味鋭いメタルボイスなのですが、うっすらとセンチメンタルさが漂い、明るめの楽曲に程よい影を落としています。

ちなみに本作はあのシェリル・クロウによってカバーされ、それがグラミー賞を獲得しています。

そのバージョンもそれはそれで良いのですが、この男らしさの中に佇むデリケートさ、ナイーブさは、アクセルが歌う本家本元ならではだと思うんですよね。

世間で言う「コピーはできても自分のモノにする事は出来ない作品」を地でいくような楽曲ではないでしょうか。


余談ですが本作のリフ部分は2010年イギリスのDVDレーベル「Indi Vison UK」が音楽ファンを対象に行った偉大なギター・リフを選ぶ調査で1位を獲得。

また楽曲全体で見ても、2011年にギブソン公式サイトが発表した「'80年代の偉大な50曲」では2位にランク・インしています。

名実ともに世界最高ランクのロックバラードを聴いてみてください。



それでは。