音の日

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藍井エイル『ラピスラズリ』

今日は藍井エイルラピスラズリ』を聴いた感想を。


この曲は日本の女性歌手、藍井エイルが2015年にリリースしたポップバラードです。

小林裕介細谷佳正坂本真綾が声優として出演してアニメ「アルスラーン戦記」のEDテーマとしても有名。


現代的なサウンドと、オリエンタルなメロディとのギャップが魅力的な曲。

作曲、アレンジは「僕が僕のすべて」(嵐)を担当した事でも知られる加藤裕介だけあって、ミドルテンポの中にも繊細さが込められた楽曲構成になっています。

アニメソング的きらびやかさ+民族音楽のメロディ、といったイメージでしょうか。


それらの全てを映えさせるのは、藍井エイル自身の歌声。

ロック色が濃く熱く、それでいて伸びやかです。

スピードチューンの楽曲のイメージの彼女ですが、
本作を含め、例えばあの「Fate/zero」のタイアップ曲の「MEMORIA」など割とバラード曲もいくつか発表しているんですよね。

既存のバラードのそれとの違いは、声色の力強さの向上。

特にAメロでの低音部分が静かなようでよく通り、「アルスラーン戦記」の物語の壮大さを代弁するようなスケールを誇っています。

この若さでこういう声が出せるのは凄い。

世間的にも彼女の作品の中では評価が高い曲で、リリースから売り上げを伸ばし続け、それが16週続いたり、YouTubeでのPV再生回数が400万を越えるなど大ヒット。

藍井エイル知名度を爆発的に広めました。

楽曲の良さもさることながら、彼女自身の歌唱力の向上と、そこから伝わる想いがリスナーに届いた結果ではないでしょうか。


「自分自身これまでに歌ったことのないような楽曲」。

藍井エイル本人が語る通り、彼女の中でも特別な位置にある楽曲を聴いてみてください。



それでは。