マイケル・シェンカー・グループ『ARMED AND READY』
今日はMICHAEL SCHENKER GROUP 『ARMED AND READY』について。
アルバム「The Michael Schenker Group」収録。
この曲は、ドイツのHR/HMバンドMICHAEL SCHENKER GROUP が1980年に発表したハードロックです。
とても洗練された曲。
40年近く前の曲、という事を踏まえても特に新しさは無いしテクニカルでも無いザ・シンプルな曲なのですが、何故か一度聴くと忘れられません。
ファンの間でも
「すぐに気に入った、というより時間がたってから好きになった」
という声が多いもよう。
俗にいう「スルメソング」的なかっこよさがあるロックです。
けれど、シンプルと言ってもそこはシェンカー曲。
カッティング、ミュート、そしてソロでの高速でのオルタネイト・ピッキング。
王道ハードロックに必要なギタースキルが余すことなく詰まっています。
HRの練習曲としてもオススメです。
個人的に好きなのはそのシェンカーが奏でるザクザクしたリフに対し、歌メロはポップなところ。
80年代ハードロックらしく基本的なBPMがそこまで速すぎないので、良い意味のキャッチーさ、メロディアスさもキープされてるんですよね。
ロック界は最近どんどんテクニカル化しているイメージですが、手先の器用さだけがロックじゃない、という事を再認識させてくれる曲です。
ちなみにスタジオ版でのドラムはサイモン・フィリップスですが、Live版ではコージー・パウエルが叩いている音源もあります。
前者は変拍子を多用した細やかさ重視、後者はパワフルな音圧でのドコドコとしたドラミングという迫力重視でのプレイになっていますので、趣味に合わせてわけてみてください。
それでは。