音の日

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ポルノグラフィティ『サボテン』

今日はポルノグラフィティ『サボテン』について。


この曲は日本のロックバンド、ポルノグラフィティが2000年にリリースしたポップバラードです。


作詞はハルイチ(Gt)ですが「サボテン」とは、失恋時に胸にチクチクと刺さる痛みを象徴したものとのこと。

「会いたいからって 口実に誘った映画を はしゃいでいた日々を」
「どうして忘れていたんだろう」

サウダージ」が女性視点のラブソングだとしたら、この『サボテン』は男性視点の歌のよう。

確かに付き合う前は気さくに接して置いて、いさ付き合い出すと、とたんに素っ気なくなるのは男性あるあるですよね。笑

大切な人が隣にいてくれる事の尊さを忘れて、最後には恋人から見離されてしまう。

一人の異性と、より長く付き合っている人にこそ響く曲ではないでしょうか。


本作の素晴しいのは、もちろん詞もそうですが、アキヒト(Vo)の歌声。

シラタマ(Ba)が作ったこの楽曲自体は雨を連想させる物悲しい雰囲気ですが、彼の歌声は明朗というか、はっきりと力強く発声されています。

しっとりとしたメロディを、あえてくっきりとした歌唱で歌う事で、まるで「辛いのに、強がっている」ような佇まいが演出されているイメージです。


シラタマハルイチ、そしてアキヒトのアーティストとしての相性の良さが、特に顕著に表れたバラードと言える楽曲と言えるのかもしれませんね。


メンバーの化学反応により生み出された曲を聴いてみてください。



それでは。