音の日

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B'z『ギリギリchop (Version 51)』

今日はB'z『ギリギリchop (Version 51)』を聴いた感想を。


アルバム「Brotherhood」収録。

この曲は、日本のロックユニットB'zが1999年に発表したロックチューンです。

アニメ「名探偵コナン」のOP曲として知られる通常バージョンと、「Version 51」の2タイプありますが、今回は「Version 51」について。


非常にアグレッシブな曲。

基本的にB'zの曲は、ポップスとハードロックが5:5の割合で混ざった曲が多いイメージですが、この曲に関しては2:8ぐらいでハードロックの面が強いのではないでしょうか。

注目ポイントは、リズム隊にあのMR.BIGビリー・シーン(Ba)とパット・トーピー(Ds)が参加しているところ。

さすがは世界的スターバンドのメンバーというか、プレイの質が桁外れ。

パットのバスドラ連打、ビリーの超速弾き。

そして一音一音が、ズシンッとした重量感で聴き手の耳に迫ってきます。

ロックにおけるリズム隊の重要性を再認識させてくれるプレイです。


その2人が凄いのはもちろんの事、今回は稲葉浩志(Vo)と松本孝弘(Gt)の演奏にもいつも以上の気合いが入っています。

稲葉の後半でのhihiAのシャウトは圧巻。

洋楽HR/HMでもそうそうは聴けないキーでの、熱い叫びです。

松本のギターもいつにも増して弾きまくり。

シャッフルのリズムによるリフがトリッキーでかっこいいです。

特に力が入ってるのがギターソロ。

フルピッキングを多用。

まるでビリーのベースに張り合うような攻撃的なプレイです。

ここまでいくともはや松本とビリーの、ギターとベース「バトル」ですよね。

松本のピッキングプレイだけじゃなく、レガートも凄い。

ハンマリングとプリングの連続。

音が上下しまくります。

優れた技術を持ちながら、普段は曲の雰囲気に会わせて抑えた演奏をしている彼ですが、今回は世界的ロックスター達との共演という事で張り切ったのかもしれませんね。笑

実際ギターのパートは何十回も録り直したとの事。

こういう音源を聴くとやっぱり彼の原点はHR/HMなんだなぁ、と思います。


B'zの楽曲の中で、最も激しくロック成分の強い曲を聴いてみてください。




それでは。