音の日

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レミオロメン『3月9日』

今日はレミオロメン『3月9日』を聴いた感想を。


この曲は日本のロックバンド、レミオロメンが2004年にリリースしたポップバラードです。

ドラマ「1リットルの涙」の挿入歌としても知られています。

作詞・曲ともに藤巻亮太(Vo.Gt)。


オリコンチャートでのチャートイン数は62週、というロングヒット作品。

PVには堀北真希池田鉄洋が出演した事でも話題になりました。

曲調的には大きな抑揚は無く、さっぱりとした構成です。

ただしさっぱりとしている、とは言ってもプロデューサーはMr.Childrenをプロデュースしていた事もある小林 武史。

聴き手を穏やかに包み込むような癒しのサウンド、メロディが全編に散りばめられています。

「粉雪」のように高いキーで叫ぶような感情表をする曲とは、タイプが違う魅力を持ったバラードだと思います。


ちなみに世間では「卒業ソング」というイメージが強いようですが、元々はレミオロメンのメンバー3人の共通の友人の、結婚式(2001年3月9日)を祝うために作られた楽曲。

個人的に好きなのはこの部分。

「青い空は凛と澄んで 羊雲は静かに揺れる」
「花咲くを待つ喜びを 分かち合えるのであればそれは幸せ」

羊雲とは、基本的に春や秋に浮かぶ雲。

時間が経ち「恋人」から「結婚相手」に変わっていく様子を、季節の変わり目を表す「羊雲」という言葉を使って表現する藤巻亮太の感性が美しい。

結婚式で流す事を前提にしている為か、文体が手紙風なところも情緒的ですよね。

歌詞、曲ともに純粋な歌ではないでしょうか。


ちなみに音羽ゆりかご会がアルバム『手紙・まあるいいのち〜卒業&合唱ソングコレクション〜』で、

柴咲コウがカバーアルバム『続こううたう』で本作をカバーしていますが、そちらもオススメです。



それでは。