音の日

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ボン・ジョヴィ『It's My Life』

今日はBon Jovi『It's My Life』について。


この曲は、アメリカのロックバンドBon Joviが2000年にリリースしたハードロックです。

日本電気NEC)のノートパソコン「LaVie S」シリーズのCMソングとしても知られています。


とても熱い曲。

「永遠に生きるわけじゃない」
「今この瞬間を 生きたいだけなんだ」

「ロックの原点」とも言えるようなメッセージが込められています。

「フランキーが言ってたみたいに 俺は 俺の道を歩いてきた」

「フランキー」とはフランク・シナトラのこと。

フランクは「My Way」という曲で独自の人生論を綴った歌詞を描いていますが、そのフランクを尊敬しているジョン(Vo)が「自分は今、フランクが言うように自分の道を歩んでいる」と語っています。

ちなみにこの詞にも「Livin' on a Prayer」に歌詞に登場したトミーとジーナが存在します。

「理想を捨てずに懸命に生きる」という、同種のメッセージが込められているからかもしれませんね。


曲調はヘヴィながら親しみやすいもの。

イントロの重低音の時点でずっしりと聴き手の耳に迫ってきます 。

けれど歌メロ自体はBon Joviの中でも最もポップな部類に入るメロディの為、重くても重苦しさはありません。

ハードな演奏、歌声なのに不思議と透明感さえ感じます。

ミドルテンポですが、アップテンポのロックとはまた質の違う威厳があるのではないでしょうか。

コーラスの垣根を越えてほとんどツインボーカル状態のリッチー・サンボラ(Gt)のよく通る声が、ジョンの硬質な歌声と絶妙なデュエットを演出してくれています。

一度間を開けてからの急に来る転調は鳥肌もの。

この表現も「Livin' on a Prayer」に通じるところがあると思います。


アメリカンロックのノリの良さの中にも、ほのかに哀愁を含んだ曲を聴いてみてください。



それでは。