音の日

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オジー・オズボーン『Crazy Train』

今日はOzzy Osbourne『Crazy Train』について。


アルバム「Blizzard of Ozz(邦題.ブリザード・オブ・オズ~血塗られた英雄伝説)」収録。

この曲は、イングランドHR/HMミュージシャンOzzy Osbourneが1980年に発表したハードロックです。


「心の傷は癒せない」
「人生そのものが苦い恥」

歌詞が「自分はもう限界だ」とでも言うようなネガティブなもの。

一般的にはHR/HM自体、「そういう恥を乗り越えてやる!」みたいなところがあると思うんですけど、まるで自身の心が折れたことを素直に吐き出したような詞です。

そもそも「恥」という言葉自体、HR/HM曲の歌詞に使われることは少ないのではないでしょうか。


けれど曲調自体はやんちゃなぐらいハイテンション。

リフが軽快で、スカッとした朗らかさがあります。

そのリフと16ビートのドラムが絡むと、こちらがどんどん明るい世界に引き込まれていくような感覚を覚えます。

タイトルの通り列車が走っているようなドライブ感です。


極めつけは、ランディー・ローズ(Gt)のギターソロ。


緻密に試行錯誤しないとまず出てこないようなフレーズ。

元々ランディは時折マイケル・シェンカーを連想させるようなテクニカルで、エネルギッシュなソロを弾くギタリストだったと思いますが、これはその典型のようなソロです。

センスもメロディも両方素晴らしい。

残念ながら25歳の若さで飛行機墜落事故で亡くなってしまったことが惜しまれます。

もう二度と叶わないにしても、また彼とオジーが共に生み出す作品が聴きたいですね。


ブラック・サバス時代とはまた違う味のあるオジーの曲を聴いてみてください。



それでは。