サザンオールスターズ『涙のキッス』
今日はサザンオールスターズ『涙のキッス』について。
この曲は、日本のロックバンドサザンオールスターズが1992年にリリースしたポップバラードです。
1992年8月の月間オリコンチャートで1位。
オリコン歴代シングルランキングでは79位を獲得。
また、賀来千香子、布施博、宮崎ますみが出演したことでも有名なドラマ「ずっとあなたが好きだった」の主題歌としても知られています。
作詞・作曲共に桑田佳祐。
「エロティカ・セブン」、「勝手にシンドバッド」とはまた違う魅力を持つ、落ち着いたバラード曲です。
ミドルなリズムに乗るしっとりしたメロディは、多くのファンから支持されています。
桑田佳祐の奏でる、アコースティックギターの旋律が最高。
ちなみにあのSMAPの草彅剛が、「自分の好きな楽曲」として挙げたのがこの『涙のキッス』です。
2016年にSMAPの解散騒動(後に解散)があり、その後に草彅自身が出演する番組『SMAP×SMAP』にてメンバー5人でこの曲を披露し収録したものが、同番組で放送されました。
メロディも素晴らしいですが、特に胸に響くのは歌詞。
「ふられたつもりで生きてゆくには」
「駄目になりそうなほど 悲しみが消えない」
いわゆる男の未練の詞。
「いい加減割り切らなきゃならないんだろうけど、どうしてもあなたを忘れられない」と嘆くような想いが綴られています。
よく「昔の恋を忘れられないのは、女より男」とは言いますが、あるいは桑田佳祐自身にも忘れられない恋があって、その気持ちをストレートに書いたのがこの歌詞なのかもしれません。
一般にラブソングの詞は、どちらかと言うと若い人に響くイメージがありますが、過去の恋愛への未練の思い出は、年齢を重ねた人にこそ多いのではないでしょうか。
この曲が世代を越えて愛される理由の一つかもしれませんね。
ポップなリズムに乗る別れの歌を聴いてみてください。
それでは。