ロードオブメジャー『親愛なるあなたへ…』
今日はロードオブメジャー『親愛なるあなたへ…』を聴いた感想を。
この曲は日本のロックバンド、ロードオブメジャーが2005年にリリースしたロックバラードです。
「奇跡の扉 TVのチカラ」EDテーマ。
作詞・作曲者共に、北川賢一(Vo)。
ロードオブメジャーの、シングル曲としては初めて
のバラード曲。
バラードとは言っても、サウンドにはロードオブメジャーらしい「メロコア感」があるのが特徴。
透き通るようなメロディに、彼らにパンクなイメージを持っていた人ほど驚いたのではないでしょうか。
一聴しただけだとシンプルな曲のようですが、「アコースティック・ギターを3本使った」と近藤信政(Gt)はコメントしています。
実際はかなり重厚な構成の曲です。
歌詞の内容は、「ラブソング」ではなく「両親への感謝」を歌ったもの。
「平凡だけどそう 暖かく いつでも僕を支えてくれた」
「‘大丈夫”と優しく微笑み合った 家族があった」
平凡、とありますがなんとなく「実際は普通より優しい家族だったんだろうなぁ」と思わせてくれる詞ですよね。
サビに入ると北川が、いつものエネルギッシュな歌い方から、少し繊細な歌い方に変わります。
ただ力強く歌うのではなく、少しナイーブさを感じる歌唱が聴きどころ。
普通の感謝の気持ちの他に「自分を育てるのに沢山の苦労もあったろうに」という、ある意味「申し訳なさ」のような感情を感じます。
ただ明るく感謝するより、ずっと相手の心に届く表現ですよね。
家族に限らず、友人でも恋人でも先輩後輩でも、人によってそれぞれの「自分を助けてくれた人」を思い浮かべながらきいてみるのも良いのではないでしょうか。
それでは。