音の日

好きな音楽、その他趣味のこと

バックチェリー『Sorry』

今日はBuckcherry『Sorry』について。

アルバム「15」収録。

この曲は、アメリカのHR/HMバンドBuckcherryが2005年に発表したロックバラードです。


タイトルの通り、歌詞は恋人にひたすら謝り続けるというもの。

「僕の中にある上手くいかない原因は解決できない」
「君の泣く姿を見たら死にたい気持ちになる」
「すまない、僕が悪いんだ、君を落ち込ませてすまない
僕が君に言ったことすべて悪かったよ」

この世に謝罪の気持ちを込めた歌はいくつもあるでしょうが、一曲の中でこれだけ謝る曲も珍しいですよね。笑

そしてラストも

「君は泣きながら、眠れない夜を過ごしてる。」「遅すぎるなんてことはないと僕は叫ぶ」
「すまない」

と終始謝り続ける。

普段硬派なHRを演奏する事の多いBuckcherryがこの歌詞を歌う事には、ユニークなギャップ感があると思います。


少し暗い詞に対して、曲は癒しのバラード。

ふんわりしたストリングスの音色が心地いいです。

3分程度のコンパクトな曲なのですが、その分余分な音が無く、すっきりしている印象があります。

実は、2002年に一時解散しているバンドですが、2005年に新メンバーを加え再結成し、まもなくリリースしたアルバムの収録曲。

それにも関わらずそのブランクを感じさせない、素晴らしい完成度のバラードになっていると思います。

後にシングルカットされましたが、それが母国アメリカで大ヒット。
ダブルプラチナム獲得まで達成しました。

元々デビュー前から、あのキッスのオープニングアクトとしてツアーに同行するなど注目を浴びていたバンドですが、その実力、何よりも作曲センスが遺憾なく発揮された曲ではないでしょうか。


ストレートで、それでいて濃密なバラードを是非聴いてみてください。



それでは。