音の日

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Luna Sea『gravity』

今日はLuna Sea『gravity』を聴いた感想を。


この曲は、日本のロックバンドLuna Seaが2000年にリリースした曲で、アンニュイな雰囲気が印象的なロックバラードです。


映画「アナザヘヴン」主題歌。
また、週間オリコンチャートで1位を獲得した曲した曲でもあります。


原・作詞作曲者は、「Luna Seaで一番寡黙な人」としても知られるINORAN(Gt)。

その人柄が反映されてか、おそらくシングルとしては最も静かな曲に仕上がっていると思います。


サビで何度も「さよなら」を繰り返す、RYUICHI(Vo)の歌声が切ない。


一聴すると小さな声で囁いているような声ですが、一般の人がカラオケ等でこの曲を歌うと、ぼそぼそ独り言を呟いているようになりがちなんですよね。笑


RYUICHIの声の力強さがよくわかる歌ではないでしょうか。


また、ゆったりした曲のようでいて、J(Ba)のBaは16分刻みを基本にしている、という隠し味的な要素も見られます。

静かな曲調の中にも、ズシッとした迫力を感じるのはBaのおかげだったのかもしれません。


個人的にこの曲で好きなのは、INORANの弾くアルペジオ


ロディックでキャッチーなのに、虚無感が込められている、という独特な魅力があります。


INORANアルペジオと言えば音楽業界では

サイドギターINORAN前後」

という言葉もある位、クリアトーンのアルペジオを弾くフォロワーを沢山生み出したことでも知られる程見事なもの。


この曲は、そのINORANのプレイが存分に味わえる内容になっていると思います。


聴き手を呑み込む、シリアスな曲を是非聴いてみてください。



それでは。