Van Halen『Jump』
今日はVan Halen「1984」収録曲『Jump』について。
この曲は、アメリカのHR/HMバンドVan Halenが1983年に発表した曲で、まるで夏に吹いた風のような爽やかさが特徴的なハードロックです。
ビルボード誌で5週間もの間1位をキープした、彼ら自身の最大のヒット曲。
演奏時間は4分そこそこの楽曲ですが、中身が重厚な為か短くは感じません。
冒頭のリフ部分は、聴けばほとんどの人が「ああ、これか!」となる程、超有名フレーズ。
そもそもリフがKeyの音主体ということ自体HR/HM曲では珍しいと思いますが、凄いのはこのキャッチーさ。
ここまでシンプルなのに、人の心に残るリフはなかなか無いのではないでしょうか。
この曲以降、80年代では世界的にもKey主体の曲が増えた気がしますが、それもVan Halenの影響かもしれません。
そしてクライマックスはエディ(Gt,Key)の奏でる後半部分のGtソロ~Keyソロ。
まるで大量の音の玉が、聴き手に向かって転がり落ちてくるようなアグレッシブなフレーズです。
他の場面が軽やかな楽曲だからか、ソロパートでの圧力が引き立っている感じがします。
こういう迫力と爽快感を併せ持ったようなセンスは、アメリカ的魅力かもしれませんね。
濃密なハードロックを是非聴いてみてください。
それでは。