音の日

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プリンセスプリンセス『M』

今日はプリンセスプリンセス「Let’s Get Crazy」収録曲『M』について。


この曲は、日本のロックバンドプリンセスプリンセスが1988年に発表した曲で、しっとりしたメロディが印象的なポップバラードです。


ミリオン達成曲。

元々作曲者の奥居香は、「ロックっぽさ」をプリンセスプリンセスに求めいて、それにそぐわない、という理由でこの曲をアルバムから外す予定でした。

しかし周囲のスタッフから「入れましょう」と止められて本作を収録した、というエピソードがあります。


曲は、可愛らしくも美しいもの。

Vo.岸谷香の感情豊かな歌声と、大きく盛り上がるところも下がるところも無い、フラットな曲調のギャップ感に味があると思います。


成功するバラード曲の、王道を行く構成ではないでしょうか。


歌詞は別れた恋人への想いが綴られたもの。


「星が森へ帰るように」
「自然に消えてちいさな仕草も いつまでも」
「あなたしか見えない 私も」


一見ピュアにも見えるフレーズですが、実は作詞者の冨田京子(Dr)が、イニシャル“M”の男性と破局し、その“仕返し”のつもりで書いたものとのこと。

男性からすれば恐ろしい歌詞ですよね。笑


一般的には恋人への未練は、女性よりも男性の方が強いイメージだと思いますが、こういう歌詞を女性ミュージシャンが書いた、というのはユニークな例な気がします。


それを全国民に向けて歌われた男性側からすれば、たまったものではないのかもしれませんが。笑


昔の恋人への恨みを胸に聴いてみるのも良い曲ではないでしょうか。笑



それでは。