音の日

好きな音楽、その他趣味のこと

爆風スランプ『Runner』

今日は爆風スランプ『Runner』について。


この曲は、日本のロックバンド爆風スランプが、1988年にリリースした曲で、スピード感と切ない歌詞が印象的なロックチューンです。


日本の高校野球の応援歌の定番曲としても有名な曲です。


ビートでいえば疾走曲ですが、メロディにも味があります。

A~Bメロまでは、どことなく影のある歌メロが流れますが、サビではその逆に近いような、グンッと迫ってくるようなメロディに入ります。


迫力と哀しさのバランス感が秀逸ではないでしょうか。


世間では明るいイメージを持たれがちな曲ですが、歌詞の内容は、この曲を最後に脱退したBa.江川ほーじんの姿になぞらえて生み出さされた、という繊細なもの。


「瞳の中風を宿した 悲しいほど誠実な」
「君に何をいえばよかったのだろう」


「僕は君に・・・と言った」では無く、むしろ曖昧に「何を言えばよかったのだろう」という表現にしているのが、刺さりますよね。


重く生々しく、とても美しい歌詞だと思います。


エネルギッシュで、それでいて儚い世界観の音楽を是非聴いてみてください。



それでは。