音の日

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山口百恵『秋桜(コスモス)』

今日は山口百恵秋桜(コスモス)』を聴いた感想を。


この曲は、日本の歌手山口百恵が、1977年にリリースした曲で、叙情的な歌メロと家族愛に溢れた歌詞が印象的な歌謡曲です。


作詞作曲に、あのさだまさしを迎え、また「日本の歌百選」に選ばれたことでも有名な曲です。


歌声が、とても艶やかです。


聴き手に「この曲にぴったり合うのは、山口百恵の声だけ」と思わせることができる、最高の声だと思います。


当時この曲の収録の際、彼女はなんと18歳だったそうですが、若さを感じさせない大人の雰囲気に満ちた歌声ではないでしょうか。


個人的に好きなのは、この詞です。
明日結婚を控えた女性の心境が綴られた歌詞なのですが、


「突然涙こぼし元気でと 何度も何度も繰り返す母」


寂しさをこらえながらも、それでも娘の門出を祝う母親の様子が描写されています。

そして、


「こんな小春日和の穏やかな日は」
「もうすこしあなたの子供でいさせてください」


娘の方も、もうすぐ幸せな新しい生活を始めようとしながらも、「母がそばにいる」という、幸せな今までの生活を、名残惜しく感じています。


結婚というのは、もちろん愛する人と共に歩める、という温かいものなのでしょうが、それと同時に別れの始まりという、悲しさも含まれているものなのかもしれませんね。


多くの人が、いつかは体験することなのかもしれませんが、この曲を聴くと、だからこそ今そばにいる人を大切にしよう、と思うことのきっかけできる、素晴らしい曲ではないでしょうか。


中森明菜福山雅治平原綾香がCoverしたバージョンもあるので、そちらもオススメです。


それでは。