音の日

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ポルノグラフティ『ヴォイス』

今日はポルノグラフティ『ヴォイス』について。


この曲は、日本のロックバンドポルノグラフティが、2001年にリリースした曲で、柔らかなサウンドとシリアスな曲調が印象的なポップバラードです。


彼らにとっては初の、海外レコーディング(ニューヨーク)によって製作されたことでも知られています。


メロディが非常に叙情的です。


当時の彼らのシングル曲には、ポップロックバラードの間のような曲はあっても、こういう一聴しただけでバラードと解る曲が無かった為、

「シングルとしては初めての本格的なバラード作品」

と評されることもありました。


それでも日本レコード協会から「プラチナ」の称号を与えられたわけですから、彼らがロックだけじゃなくバラード1曲でも勝負できるバンドである、ということを証明した曲ですよね。


歌詞の内容は、作詞者の晴一いわく、
「「いつかどこかでめぐり逢う恋人」、「人生における大切な人」に出逢うための歌。」」


「星を数えるよりは容易く」
「雲の行方を知るより困難で」


自分と心から愛しあえる人と出逢うことは、決して不可能なことではないけれど、それでもとても難しいことだ、という、多くの人が一度は思うことが正直に、それでいて美しい言葉で描かれています。

そして


「何処かで待つ人よ 出逢うべき人よ」
「君は確かにいる 感じる」


それでも、その人と出逢うことは諦められない、出逢って幸せになりたい、という、これも多くの人が一度は思う願いが綴られています。


一見、主人公の弱い部分を描いているようで、
「最高の幸せが手に入るまでは、前を向き続ける」
という、強さを表現した歌詞とも受けとれますよね。


寂しさも感じますが、それと同じくらいの勇気も感じる詞だと思います。


聴き手それぞれが想う、「出逢いたい人」の姿を想像しながら聴くと、より心に響く曲ではないでしょうか。


それでは。