音の日

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Impellitteri『Rat Race』

今日はImpellitteri「Screaming Symphony」収録曲『Rat Race』を聴いた感想を。


この曲は、アメリカのHR/HMバンドImpellitteriが、1996年に発表した曲で、ハイスパートなGtとパワフルな歌声が特徴的なヘビィメタルです。


タイトルの和訳は「生存競争」。


ファンの間では、「彼らの代表曲」と呼ばれることともあります。


F-1の放送の際、「本日のスターティング・グリット紹介」の時にBGMとして流れることもあるので、知っている人も多いかもしれません。


非常にドライブ感のある曲です。

ビートのリズムの速さ自体は、メタル曲としては普通ですが、全パート音圧が激重なので、実際のテンポより速く感じます。


特にGt.クリスのサウンドは凄い。

リフ部分において、音圧も凄いですが、このザクザクとした音色がとても聴き心地が良いです。


さらにそのリフから、コーラスが交じる重厚なサビ、というドラマティックな展開。
Vo.ロブ・ロックの、ナチュラルで太い高音を堪能できます。

サウンドだけじゃなく、構成も素晴らしい曲ではないでしょうか。


そしてこの曲の、おそらくはメイン。
Gtソロに突入します。


名物の、クリスの超速弾き。


リズムの速さ、音数の多さが凄まじいです。


加えて、彼特有の全編フルピッキングでのプレイの為、一般のメタル曲のGtソロとは、違うタイプの迫力を備えています。

音の粒1つ1つが本当にクッキリしている、というか。

一部のファンからは「超音波」と例えられることもあります。笑


速弾き、音の強さ、個性を兼ね備えた、メタルギタリストとして限りなく完璧に近いプレイヤーではないでしょうか。


「スピード系HR/HMの、王道曲を聴きたい。」という人にオススメの曲ですね。


それでは。