Judas Priest『A Touch of Evil』
今日は、Judas Priestのアルバム「Painkiller」収録曲『A Touch of Evil』について。
この曲は、イングランドのヘビィメタルバンドJudas Priestが、1990年に発表した曲で、重いサウンドと鮮やかな歌メロが特徴的な、シンフォニック・メタル・バラードです。
曲調は、Judas Priestの楽曲全体の中でも、非常にメロディが重視されていると思います。
前半のシンセの音には、引き込まれます。
そこからVoロブの、雰囲気のある中音域での歌が始まり、滑らかなサビに入る。
そして後半では、超ハイトーンボイスでの大サビ。
その際の発声は、完全なメタルシャウトですが、その攻撃的で荒々しい歌声が、むしろ歌メロのメロディアスさを引き立ててくれています。
どのパートも重厚で、素晴らしい音を聴かせてくれている思いますが、個人的に好きなのは、Gt.グレンの奏でるギターソロです。
最高のソロだと思います。
特別にテクニカル、という訳ではありませんが、とにかくメロディが美しいです。
「叙情性」という意味において、あらゆるメタル曲の中でも、屈指のギターソロではないでしょうか。
メンバーがこのアルバムについて、「PainkillerとA Touch of Evilの2曲で勝負したい。」と語ったことがありますが、その理由が分かる気がします。
Judas Priestに対して、過激でハードな印象を持っている人こそ、聴いて新鮮な刺激を味わってほしいですね。
それでは。