Dream Theater『Anather Day』
今日はDream Theater「Images and Words」収録曲『Another Day』について。
この曲は、アメリカのプログレッシブ・メタル・バンドDream Theaterが、1992年に発表した曲で、哀愁のあるメロディと、繊細な演奏が特徴的なロックバラードです。
Gt.のジョン・ペトルーシが、癌で苦しんでいる父親に向けて書いた曲で、その為かプレイに他の楽曲以上に強い感情がこもっているような気がします。
構成も見事です。
プログレッシブ・バンドのバラード曲なだけあって、音の使い方は緻密ですが、決してVoの邪魔をせず、全てがお互いの音を引き立てる為の演奏、という印象です。
普段プログレを聴かない、という人にもオススメできます。
HR/HMファンの間で、「演奏力が高いバンドといえば?」という話題になると、必ず誰かは名前を出す超絶技巧バンドですが、個人的に好きなのは、Voのラブリエの歌声。
艶やかなウィスパーボイス、太く声量のあるハイトーン、そして感情表現力。
凄いVoだと思います。
そして、その声で歌われる、ペトルーシの歌詞も素晴らしい。
「この場所じゃ見つからないよ。」
「別の方法を試した方が良い。」
「この場所じゃ見つからないよ。」
「だから、死ぬのは、別の日にしよう。」
「死」という冷たい単語を使って、「別の場所で幸せになろう」という、温かい感情が表現されています。
自分が今いる立ち位置について、思い悩んでいる時に聴くと、心を軽くしてくれる曲かもしれまんね。
それでは。